OpenSUSE Leap42.3へアップグレード
面倒くさがってgraphicalモードのまま、OpenSUSEアップグレードしたらKDEがクラッシュし、アップグレードに失敗、KDEが起動しなくなる、というかえって面倒くさいことになりました。
失敗した経緯と復活までの顛末メモ。
OpenSUSE Leap42.3のアップグレードに失敗
下記の件でibusが起動しないと言いましたが、その現象が再発しておりました。
OpenSUSE 13.2をLeap42.2へアップグレード - memo
毎度cacheとconfigを消すのも面倒くさいし、かといってアップデートしても直らないので、どうせなら最新版であるLeap42.3にアップグレードしてから考えようと思ったのがことの始まり。
CDを焼くのも面倒くさいのでまたもオンラインアップグレードを選択。 オンラインアップグレードの公式ページを参考にしつつ実行していたのですが、multi-userモードにするのがこれまた面倒くさくて、えいやとgraphicalモードのままdupを実行しました。(公式ページにもmulti-userモードに変えておけと書いてあったのに。。。)
結果、途中でKDEがクラッシュ。
慌てた私は何を血迷ったのか再起動。
アップグレードがあかんところで中断されたらしく、見事、愛しのOpenSUSEたんは、起動はできるものの、KDEは動かないし、ネットワークにはうまくつながらないし、zypperもなにやらおかしくなったようでエラーを吐くという可哀想な状態へと変貌をとげました。
とはいえ起動できる状態なのはラッキーです。
そして復活
復活方法はごく単純です。DVDメディアを焼いて、新規インストールしました。
CUI起動はできるので新規インストールせずになんとか復旧させることも考えましたが、こうなったからには新規インストールが一番楽です。 幸いなことに/home以下は別パーティションに切っていたため、/homeのあるパーティションはフォーマットしないように設定しインストールすることで、データは失わずに復旧できるのではと考えた次第です。
さてさてインストールです。
DVDを投入。BIOSを立ち上げ、DVDからブートし、新規インストールを選択。
その後、パーティションの設定画面でエキスパート向け(?)設定を選択。 「さあ頑張ってパーティションの設定するぞー」と意気込んでいたのですが、自分で設定する必要は一切ありませんでした。
最近のOpenSUSEでは、新規インストールの場合でも既にOpenSUSEがインストールされているかを確認し、/homeをフォーマットしないように自動で設定するみたいです(もちろん、ちゃんと自分で確認は必要ですけれども。)昔はフォーマットするかしないかは自分で設定しなければならなかったと思うのですが。。。賢く便利になったものですね。
/homeのフォーマットがされないことを確認後、インストールを選択。 あとは待つだけ。
途中、ユーザ作成画面がありましたが、「既存のユーザを継承する」という選択肢がありましたので、それを選択。昔は/homeをフォーマットしない場合でも、インストール時のためだけの一次的なユーザも作っていた気がしますが、それも必要なくなっていました。
便利なOpenSUSEのおかげで、ぽちぽちと選択するだけで、すぐに元の状態に復旧。
最初からメディアでアップグレードすれば良かったなぁ、と思ったのは内緒です。
教訓
- オンラインアップグレードをするときはmulti-userモードにきちんと切り替える
- 今のSUSEたんは賢い、楽。
- オフラインアップグレードの方が圧倒的に簡単!